1910年代に印刷されたボックスラベル。香水や石けんなどの化粧箱の蓋に装飾として貼られていました。この商品は貼られた物をはがしたのではなく、未使用で残っていた物の現物です。この時代の印刷に使っていた紙はもろいので、角がややかけて丸くなっている場合があります。ご了承下さい。
クロモスとは主にフランスで使われていた名称で、アメリカやイギリスでは「Scrap pictures」や「Die cuts」と呼ばれ、ドイツでは「Blansbilder」と呼ばれていました。現代のような印刷技術がなかった時代、職人が何回も印刷機を通して色を重ね、型押しをして最後にニスを塗るというように、手間ひまかけて仕上げられました。カラーの印刷物が一般に普及していなかった時代にカラフルで美しいクロモスはとても流行しました。
クロモスは主に裏に糊を付けていろいろなものに貼りつけたり、額に入れて飾ったりと用途はいろいろです。
こちらのコーナーでご紹介するクロモスは複製ではなく当時のままのヴィンテージ物です。当時印刷され、そのまま現在まで残っているものなのでとても貴重な品です。
当時のままの紙質ですので取り扱いには充分ご注意をお願いします。
1900年から1920年代にドイツで印刷されたものです。
1960年から1970年代にドイツで印刷されたものです。
1910年頃に作成されたものです。
1900年代のクロモスを使って作られています。
金の部分は型押しで中は薄い線が印刷されています。